
こんなお悩みはありませんか?
今回は「文章の書き方」についてお話していきます。
文章は、伝えたいことを並べ、正確に説明されているからと言って読んだ人の心が動くものではありません。
Twitterやインスタで投稿をする前に、好きなあの人にメッセージを送る前に、「人を動かす文章力」を付けませんか?
目次
- 文章を書く時に1番キケンな事
- ワンメッセージ・ワンアウトカム
- 「誰が」読むのかの確認と分析をする
- キレイな文章は書かない
- まとめ
まず、文章を書く時に1番危険なのが、書き手が「相手にどう行動して欲しいか分かっていない」ことです。
「人を動かす文章が書きたい。でも、何をして欲しいのかは分かりません」では大問題です。
伝えたいことばかりを列記して相手に丸投げするのは、晩御飯のメニューを決めないでスーパーに行き、目に付いた食材を手当り次第買ってくるようなもの。
出来上がりの想像もつかないので、どんな結果になるのかも分かりません。
文章を書く時のスタート地点は「相手にどんな行動をして欲しいか」を考える。ここをまず意識してみてください。
「ワンメッセージ・ワンアウトカム」とは、伝えたい事を1つに絞って書く という事です。
1つに絞ることで、相手がより行動しやすくなります。
例えばサプリメントの広告で
「今ならヤセ菌を作れるサプリメントが20%オフ!しかもコラーゲン、アミノ酸、ビタミンなど様々な美容成分が入っているんです!それに今ならこのストッキングを買って10分履き続けると脚痩せ効果も!」
と書いてあると、何を重視して読めばいいのか分からず、結局商品を購入することは無いでしょう。
例のために大袈裟に表現しましたが、実はこの「伝えたいメッセージがたくさん盛り込まれている」というのはよくある事なのです。
ワンメッセージ・ワンアウトカムを意識し、伝えたいことを1つに絞ったわかりやすい文章を書けるようにしたいですね。
「全人類の心を動かそうとすると、誰の心にも残らない文章になる」というようなことはよく言われている話です。
要は、「誰でもない誰か」に書いているからです。
しかし、読み手が待っているのは「わたし(自分自身)」に向けて書かれている文章なのです。
例えば、経営学の勉強をしている人に用語の説明をするのと、全く知らない人に話すのとでは、話し方を変えますよね。
全く知らない人に話す方が、砕いて分かりやすく話すはずです。
そして、この問題は文章でも起こり得ることです。「誰が読むのか」を決めていないと、自分が知っている単語を使い、時には皆が知らないような言葉も使い、誰にも伝わらない文章になってしまいます。
伝える相手を決めて、その人に向けて情報を加工するようにしましょう。
人は、「〝論理〟ではなく〝感情〟で動く」この言葉を覚えておいてください。
人は論理で納得しても行動に移すまでにはいかないのです。
本当は逆で、感情によって行動した後、その行動を正当化しているのです。
理屈をつけて、「正しい行動をした」と自分で自分を納得しています。
例えば
「成功している人だけが知っている仕事術、お教えします」
「気になりませんか?成功している人だけが知っている仕事術」
この2つが並んでいると、後者の方が惹かれますよね。
これは、「読み手の感情に響くキーワード」が入っているからなのです。
キレイな文章では使われない「気になりませんか?」という語りかけ口調の言い回しだからこそ、人の感情に訴えかけることができます。
そして、このようなキーワードを盛り込まれると、人は心を動かされてしまうのです。
今回は「文章の書き方」についてお話しました。
文章は形が残る分難しいですが、会話のように見た目や背格好で判断されることは無いので、文章力を磨けば最強の武器にすることもできます。
最期に、あなたの文章に成績をつけてみましょう。
❌伝わらない文章
🔺伝わる文章
⭕したくなる文章
文章はこの3種類に分けることができます。
相手が「行動したくなる」文章を書くことを心掛けてみて下さい。
まだまだ私も勉強中なので、これを読んでくださる皆さんと一緒に成長していきたいと思います。